2014年3月24日月曜日

種をまいても水はやらない。

種を蒔いて数日が過ぎた。
まだ出ないのかと畑へいっては雑草に目をやる。
耕さない、水をやらない、肥料をやらない。
ではなにをするのか?というと種を蒔く時期を見極める。芽を間引く。
そんなことらしい。あとはよく観察をする。

本当にこんなことで野菜ができるのか疑問だけれども、初めてのことなので、純粋にそのままやってみようと思う。
実らなくても、いいや。
とにかくがんばってねと想いだけを込めて種をまいてきた。

今読みかけている福岡正信さんの「自然に還る」。
まるで生きることの教科書のような本。
すごい本だ。
といっても、破壊しつくされた自然や文化、嘆くべく事実がしたためてあるのだけれど、
生きものとして、自然をみつめ、寄り添い生きてきた1人の人間が未来のためにやって来たことが書かれている。

作品の前に、まずちゃんと自然をみつめなおそうと思う。


2014年3月19日水曜日

畑をはじめる。

今日、頼んでいた種が届いてそれを土に蒔いてきました。
昨日は雨、明日も雨、の間の今日は絶好の種まき日和でした。

偶然、畑を貸してくれるひとがみつかり、さっそく種を注文。
在来種の種を扱っている会社を紹介してもらったので、以前からやってみたかったF1ではない種での野菜作り。

さて、どうなることやら。
耕さず、水をやらない。
自然任せの自然農の方法を本で「読む」から、実際「やってみる」。
行動にうつすことは大事です。

土をさわることが今とても楽しい。


 

2014年3月13日木曜日

ブランクーシの言葉


ここ数週間、心にくることが多く、今日は雨が降ったので家でじっと本を読んだりしていた。

以前から気になっていた作家さんが、うれしいことに作品を購入してくださったので、作品を手渡しに行った。
アトリエを少し見せていただいた。
大変わがままなお願いでした。
1人の世界から私と研二郎を迎えてくれたので、目が光に慣れていないような、そんな顔で迎えてくださった。
いろいろな話をした。
作ることを続ける、闘っている目をして、笑顔はすごくやさしくて、本当の意味での迷いはないような人でした。
http://tacasi.blog.fc2.com/

その前の日は、畑をはじめるきっかけをくれた人に会いに。
ずっとやりたかったのだけど、場所がない。それが道端でばったり会った知り合いが貸してくれることに。
なんて嬉しいことだろう!しかもその近くで広い一軒家をみつけた。

想うことがするすると決まって動かされていくような。
不思議。

私が大好きなブランクーシは自給自足の生活をベースに生活をしていたそうだ。
画集を読んでいて、衝撃的な言葉があった。

ブランクーシの言葉
『大衆の無意識の芸術(私たちが民俗芸術と呼んでいるもの)やあちこちで少数の個人が成し遂げたものをのぞくと、諸芸術はそれだけで存在してきたことはなかったのです。それらは、いつでも、宗教の添え物[あるいは、付属品]だったのです。宗教をひとつひとつみるたびに、きわめて美しいものがつくられ、そのあとに退廃が続きのを、私たちは、まのあたりにしてきたのです。
こうした宗教の産物を普遍的な芸術と見なすことはできません。水は、いつでも水なのです。とはいえ、そのたびに、アルカリ性であったり、鉄分や硫黄分を含んでいたりして、質は異なっています。私たちは、誰もが飲むことのできる純粋な水の水源を探さなければなりません。
芸術は生まれようとしているのです。ひとたび、宗教や哲学から解放されれば、芸術は、世界を救済しうる唯一のものなのです。芸術は、難破のあとに、人を救う厚板なのです・・・・・』

2014年3月7日金曜日

木が呼んでいる

個展に足を運んでくださった挽物職人さんの仕事場にお邪魔した。
ハウルの動く城のような空間。
私に、カヤの木を譲ってくださった。
『木はどういったところで手に入れるんですか?』
『自然と集まってくる。木が呼んでるんだな。』

いずれか材になるだろうと、先日自宅の庭を見せてくださった方も、私にたくさんの木を譲ってくれると約束をしてくれた。
庭を眺めながら、淹れてくださった珈琲をのんでいると、住宅街の中の小さな森がザワザワと静かに騒いでいるのが聞こえた。
事情があり、近いうちにたくさんの木が切られてしまう。
想い出のいっぱい詰まっているだろうたくさんの木。あたたかい庭。
木はただそれを受け入れる。

つくづく木は不思議な生き物だなと思う。
もっと、木の事を知りたい。



 

2014年3月4日火曜日

こどもたち

DMの日を間違えていたため、28日は念のためのオープン、sensenci恵子さんの造形教室の子供たちが私の作品も見に来てくれた。

幼稚園~小学5年生のこどもたち。
かわいい。
そして、目に飛び込んできたものをすぐ真似する。
その姿が本当に、かわいい。

モールでできた人形をプレゼントすると、ちょっと生意気だった小学5年生の女の子も喜んでくれた。
モール人形でsensenciを探検。

大学の先輩作家の作品制作のお手伝いののち、
『キューティー&ボクサー』を見て来た。
すごくよかった。
苦しくても、苦労が多くても、彼によって今の私が作られている。最後によかったと思える人生って素晴らしい。