2010年11月22日月曜日

けっこう痛い

連休は素晴らしい。

連休3日目。今日はずっと雨が降っていた。
雨が降ると、耳のあたりが閉ざされてすごくいごこちがいい。
一日中、木と向き合えた今日はいい日でありました。

先日、山から切ってきた木たちから、形を彫り出しました。
「粘土は終わりが見えない、木はやりすぎてしまう、石は固いからちょうどいい」といったのは誰だったか、私は木すら硬く感じている。

今日もまた指に彫刻刃を刺してしまった。
本当にまだまだだ。




2010年11月18日木曜日

山へ

富士川町の山へ5か月ぶりにいってきました。
私の祖父、祖母が残した山へ、父と彼と3人でハイキング!


・・・という甘いものではないのでした。

父が幼かった頃、みかん畑やワサビ田、栗やキウイ、山菜などがたくさんあって、村の人たちの農園であり、こどものころの父の遊び場でした。そこで働いていた人たちが年をとり、人が足を踏み入れなくなってしまってからは、竹が生え放題。
その整備と、彫刻の材料調達へ行ってきました。

ひさしぶりにいい汗をかいて、いい焚き火をして。
無心に木を切ったり、植物を観察したりするのは、体は疲れるけどいい気持ち。
いつか木々が育ち、実りある山に戻るといいのだが・・・
この壮大な夢はきっとお父さんの孫の孫の孫まで引き継がれていくだろうな。
初夏にいったころより、光が木々にあたって、たまたま残されていたみかんの木に小さなみかんがなっていたのには感動。食べてみるとやっぱり酸っぱい。
でもそのすっぱさも甘く感じるほどの喜びがありました。
自然の摂理の中に身を置いているのだから、感謝の気持ちを忘れたくないですね。
彫刻材料の桐の木も、版画に使える桜の木もゲッチュしたので連休は制作にあてたいと思います。

緑の中にいると落ち着くな。
私は父に似ているな、とふと気づいたのでありました。