2013年12月6日金曜日

カンタ!ティモール

http://www.canta-timor.com/

というドキュメンタリー映画を見ました。
富士宮で行われた自主上映会で一度見て、ミュージシャンの主人にもどうしても見てもらいたくて、二度見る機会に恵まれました。

東ティモールという国が独立するまでの軌跡を辿ったドキュメンタリー映画。
アレックスという青年が子供たちのためにギターを弾き、歌い、たくさんの大切な言葉を優しく投げかける。
あたたかい瞳。

東ティモールで起きた惨事は、ひどく悲惨なものだった。
身近な人を傷付けられ、奪われ、殺されたにも関わらず、ティモールの人たちは相手に正しい道を語りかけ続け、相手を傷つけることはしなかったそうだ。
それは簡単にできることじゃない。

忙しい毎日を送る私たちが見過ごしている、とても大事なこと。
大地を感じ、人として生きる。
私たちはすごく大切な事を忘れて、目の前の欲望だけに取りつかれているのではないかと思った。
本当の意味での豊さには気付けないのではないだろうか。

「平和とは暮らしそのもの」
本当にその通り。
家に帰れば、あたたかいごはん。
心をこめてつくった夕食。
あったかいお風呂にはいって、ふとんにもぐって眠る。
朝日が昇ったら目を覚ます。おはようを言う相手がいる。
あたりまえのことをどれだけ忙しさのせいにしてきただろうか。
生まれ育ったこの場所で生きることもそうだ。

そんなことを立ち止まって考えさせてくれた映画です。

自主上映で各地でやっているそうなので、是非たくさんの人に見てもらいたい。

アレックスも、広田監督もそうだけれども、なにかたくさんのものに守られているような気がする。

 

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